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当店のオンラインストアの掲載タイトルよりおすすめの書籍をピックアップする「Recommended Books」。
今月も当店のラインナップを構成する主要な分野ごとに各1冊、計5タイトルをご紹介いたします。
日本人写真家
The Newspaper / 小原 一真
写真家・小原一真と文筆家・森旭彦が、日本最古の地方新聞社の一つである京都新聞での取材成果を、新聞と同じ用紙と印刷手法を用いたアートブックの体裁を通じてまとめた写真集。
新聞の発行から流通までにおいて課された制約を人間が責任を持って扱いうる情報の限界点として設定し、新聞の固有的価値と存在意義を批評的に考察している。
造本においては、実際の新聞印刷に使用されている輪転機で印刷された13部の新聞を着脱可能な留め具でそれぞれファイリングした構造を採用。
「新聞」と「写真集」という二面性に加えて、新聞そのもののアーカイブと流通の二つの状態を往復することができる。
海外写真家
一幅幅 / 張家誠
中国の写真家でクリエイティブディレクター・Leslie Zhang(レスリー・チャン)による作品集。
2016年から2022年までの期間に撮影した、クライアントワークと個人制作を問わない約200点の写真を収録する。
レスリー・チャンは、同じアジアからうまれた視覚表現として、写真家・上田義彦やアートディレクターの石岡瑛子、井上嗣也などより影響を受けていることを公言。
中国文化や風土に息づく美意識や事物を基調としながら、服やアクセサリーを身に着けることで得られる体験的価値に重きを置く写真は、憧憬として人々の心に夢や理想を灯す。
アート
グラフィックデザインやアートディレクションを手がける高田唯による個人名義の芸術活動を記録した、POVシリーズ第2弾。
紙上に並んだカラフルで生々しい塊は、実は日常的に目にする対象であるが、高田は対象の質感と形をスマートフォンのカメラでつぶさに捉えることを通じて、人間の目ではとらえることのできない世界の姿を写し出した。
“あたりまえ”を今一度疑う行為によって生まれる新たな着眼点を提示する一冊。
建築・インテリア
ライフスタイルなど様々な側面から一脚の椅子とそのデザイナーを取り上げるシリーズ『Magazine C』。
第7号では、デンマークの家具デザイナー・Poul Kjærholm(ポール・ケアホルム)が1956年に発表した椅子「PK22」に着目。
ケアホルムの家具を愛用する計5名の人物におけるインテリア訪問とインタビューや、ケアホルム・コレクションの製造販売を手がけるFRITZ HANSEN(フリッツ・ハンセン)社への取材内容を掲載。
様々な側面から人物像とデザイン理念に触れるとともに、ケアホルムの家具における普遍的な魅力の生い立ちを辿ることができる。
デザイン・ファッション
MARC BY SOFIA by Sofia Coppola / Sofia Coppola
幅広い分野で多才な活躍を見せるSofia Coppola(ソフィア・コッポラ)が、30年以上にわたり親交のあるファッションデザイナー・Marc Jacobs(マーク・ジェイコブス)の軌跡と人物像を辿った作品集。ソフィアが自ら監督を務めたドキュメンタリー映画「Marc by Sofia」に合わせて刊行された。
映画とファッション、それぞれの分野で独自の美学を築いてきた二人の創造性と長年にわたる友情の交差は、マーク・ジェイコブスによる等身大の姿を明らかにする。
豊富なアーカイブとともにマーク・ジェイコブスによる歩みを振り返るほか、二人による対話とスタジオでの制作風景、さらにプライベートな写真なども収録。